ポワシー音楽院の生徒さんは大半が楽しむために楽器のお稽古をしています。
グレ-ド試験の評価は甘くはなく、趣味でピアノを習っている子にとってはシビアでした。
もう少しのびのびム-ドでもいいのに..と私はいつも思っていました。
試験の審査は学長と二人の外部の先生で行われ、合格ラインはレベルアップするにつれハ-ドルが上がってきます。しかも同じレベルを3年続けてパスできないと、楽器を変えてみようと勧められるか、本当に続ける意思があるのかと学長と面談になります。
練習と努力をしてこそ楽器を楽しめる域に達する、そのメッセージの真髄を感じました。
門は広く開かれていますが、フランスの実力主義がこんな子供の音楽教室にも反映されていました。