2021年12月31日(金)、鈴木優人さん指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団により行われたジルヴェスター・ガラ・コンサートに出演しました。
ソリストはソプラノ歌手の森麻季さん、バリトンの大西宇宙さん..
この大晦日の演奏会はオーケストラメンバーもカラードレスというとても華やかな雰囲気のコンサートです。
私はその中でストラヴィンスキー作曲、バレエ組曲「火の鳥」1919年版のピアノを弾きました。
第1部は鈴木さんのチェンバロ弾き振りで、ヘンデル作曲「水上の音楽」と歌劇「リナルド」から、ソリストの方達の透き通るような美しい歌声と共に始まりました。
第2部はガラッと雰囲気が変わり「火の鳥」、二人のダンサーがお話を想像できるようなモダンな踊りを披露されました。
続いてプッチーニのオペラアリアや、新春らしい一足先にお正月気分を味わえる曲が次々と演奏されました。
何かと気ぜわしい日本の大晦日にとても優雅な気持ちを味わえたコンサートでした。
新年明けた今も、2021年の素敵な締めくくりで楽しかったと余韻に浸っています。
今年はストラヴィンスキー作曲の「火の鳥」1910年版、そして1919年版のピアノパート両方を弾ける公演機会に恵まれました。
私にとって仕事納めになったこのジルヴェスター・コンサート、大編成かつ大音響のオーケストラの中でピアノの音をいかにホールに響くように届けるかということを、改めて意識して演奏したコンサートでした。