ショスタコーヴィチ交響曲第7番 リハーサル

 2022年6月10日(金)から三日間、下野竜也さん指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団による第134回定期演奏会が行われます。
私はショスタコーヴィチ作曲、交響曲第7番 ”レニングラード” の中でピアノを弾きます。

 月曜日リハーサル初日、いつものピアノの場所、舞台下手側に行くとピアノがない…!
その代わりピアノの大きなふた(屋根=反響板)が取り外されてそこに置いてある…
“ピアノはどこ?”とやや焦りつつオーケストラを見渡すこと約10秒…やっと見つけました!

 舞台上手の奥にありました。ピアノを全開にしていたらすぐ目に入るであろう黒い屋根がないから目を凝らして探しました。

 私の後ろにはチューバ、トロンボーン、両隣にコントラ・ファゴットとバンダ(金管楽器10人)…
パリでトロンボーンやトランペットの伴奏はよくしていたけれど、オーケストラの中でこんなに金管に囲まれてピアノを弾いたのは初めてかもしれません。

ショスタコーヴィチ 交響曲第7番 リハーサル前

 第1楽章の中で pp かつ sec (dry) な音で弦楽器のピチカートと一緒にファゴットのソロ、厳しい悲しみを表現した歌を支えるデリケートなところがあります。
ピアノの屋根(反響板)がないとこんなにも音の響き方が違うと実感し、指先の打鍵からハンマーが弦にあたる動きの速さに集中しました。

Shostakovich Symphony No.7 リハーサル前

 ショスタコーヴィチ交響曲第7番のピアノはソロがあるわけでもなく、どうして反響板を外したのだろう…
それはオーケストラの中でピアノを舞台上手に置く場合、ピアノの音が客席に飛ぶようにということからだそうです..

 いつもとは違うオーケストラの眺めと聞こえる音の響き、そして指揮者の棒の角度、新鮮な気持ちで臨んでいます。

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