パリ国立高等音楽院(CNSM de Paris)で私はピアノ科2年生の頃から、
バス・トロンボーンのクラスの伴奏助手(Accompagnatrice)を務めていました。
トロンボーンのクラスはテナーとバスに分かれています。
フランスはソロの国ともいわれ、バス・トロンボーンという低音楽器でもコンチェルトや色々なピアノとの曲を勉強します。
オーケストラのバス・トロンボーンの席は1席..倍率が非常に高い..
学生さん達はオケの入団試験に向かって日ごろから色々な曲に取り組んでいました。

私が持っているバス・トロンボーンの伴奏譜はざっと数えても40曲くらいあります。
その中でよく入試、または入団試験の課題曲となっていたのが、
Bozza の“New Orleans”, ニューオリンズというジャズ発祥の地をイメージしたノリのいい曲です。
その他にはチューブともいえるHidasの “Rhapsody”,
チューバでも演奏される Levedevの”Concerto”など..
パリ・コンセルヴァトワールの入試、卒試でもよく演奏された
Pièrre Lantierの“Introduction, Romance et Allegro”,
Jacques Castérèdeの”Sonatine, Alain Planelの”Air et Final”などは私のお気に入りの曲です。

バス・トロンボーンのオーケストラ・スタディも入団試験前はレッスンの時よく聞いていました。
オペラやコンサートを聞きにいくと必ずバス・トロンボーンのパートに耳がいき、ついつい注目してしまったり..
今でもトロンボーンの音色には敏感です。
【Hommage à Claude Chevaillier】
3月15日は元パリ・オペラ座管弦楽団バス・トロンボーン奏者、
Claude Chevaillier(クロード・シュヴァリエ)先生のご命日でした。
パリ国立高等音楽院(CNSM de Paris)のバス・トロンボーンの教授でもいらっしゃいました。私は彼のクラスで長年伴奏ピアニストを務めました。
あくなき探求心をお持ちの素晴らしい音楽家でした。
ここに哀悼の誠を捧げます。

