フランス、コルシカ島でViolinistと演奏会ツアー共演をしたことがあります。
パリ地方音楽院でコラボしていた先生、フランス国立管弦楽団のソリストです。
毎年夏に行われるこの大規模なコルシカ島フェスティバル、彼が立ち上げ毎年開催されていて今年で21年目だそうです。
その前座のようなコンサートが前年の冬に、いくつかの街や村で行われました。

コルシカ島といえば”地中海に浮かぶ山”とよばれているほど..
険しい山道を車で色々な村の教会、街の福祉施設に連れて行ってもらい演奏しました。

Violinist のご友人たちがディスカッションを重ね一緒に協力しながら準備をして作り上げ、サポートしていらっしゃるのを見て、コルシカ島の人々の絆の強さが私の心に響きました。
そして山間の村でも教会のコンサートにはたくさんのお客様が集まられていて、音楽会を楽しみながら夏のフェスティバルを心待ちにされていました。
まさに聴衆をつくっていく、開拓していくという活動をViolinistがされているのをまじかで見たわけです。

コンサートの後は村の人達が郷土料理、お菓子などでもてなして下さいました。
私にも話しかけて下さり心がほっこり温かくなったひと時でした。今でも心に残っています。またご友人達のお宅に私も招いていただき、コルシカ島の人々の暮らしを垣間見れ、そして人の心の温かさを切に感じました。

当時も今も思うことは、Violinistがご自分のホームタウンで音楽のすそ野を広げるために精力的に活動していらっしゃったことです。
まだあまり音楽が浸透していない村にも赴きました。
寒い冬の時期だったにも関わらず、教会には多くの人がいらしてコンサートを楽しまれていました。音楽が自然と生活に息づいているのを感じました。

この大規模なコルシカ島の夏のフェスティバルは、音楽の夏期講習も行われています。
子供達、学生、プロの音楽家、そして聴衆が一緒になり音楽会を作り上げている..
素晴らしいことだと思います。聴衆があってこそのコンサートなのです。

フランス、パリでも多くの教会で演奏会がよく行われています。そしていつもお客様でいっぱいです。
音楽が自然と日常生活の中に息づいています。
気軽にふらっと入れて午後のひと時を音楽で楽しめる、
音楽が身近なもの、決して敷居の高くない生活の一部となっている文化を感じました。
私もViolinとDuo、室内楽、Soloで弾いたことがあります。
福祉施設にも学生時代、Celloと一緒に弾きに行きました。

日本でもこのような活動ができたらいいなと最近思っています。
先日ある方がご自身の中の思い、また聴衆を作るというアプローチの様々な仕方についてあつく語ってくださいました。
今の私はまだ微力ですが少しでも近づけるよう、日本でもいつか実現出来たらと思っています。

【パリでの音楽活動の後、現在は兵庫県西宮市、夙川エリア、苦楽園口でピアノレッスンをしています(阪急夙川駅より徒歩8分、苦楽園口駅より徒歩5分】

