ピアノレッスンを6年4ヵ月続けたK君、この3月に小学校を卒業しました。
そしてピアノ教室も立派に卒業しました。
“エリーゼの為に”が弾けるようになりたい..” と今まで1年ほど時間をかけて頑張ってきて最後はとても音楽的に仕上がり、まるで発表会のようでした。
特に左手のバスのつかみ方が私の弾き方に少し似ているな..と微笑ましく思いました。

レッスンで私がよく弾いてあげていたので、彼なりの感性でメッセージを受け取ってくれたのだと思います。
子供の感受性ってすごい..どんどん吸収していく!と思いました。

そして音の響き、ハーモニーを聞くこと、メロディーに自分の気持をのせて弾くことの楽しさ、ピアノという楽器の素晴らしさをお話してきた6年間、最後のレッスンで実を結びK君の笑顔が達成感で晴れ晴れとしていました。

初めて会った時、K君はまだ幼稚園の年長さんでした。
末っ子君らしい、可愛くてちょっとはにかみ屋さんでした。
お兄ちゃんと一緒にレッスンに通ってきていたK君、スポーツ大好き兄弟で水泳、テニス、バスケットボールと、とにかくアクティビティに忙しい男の子...
レッスンの後そのままバスケに直行ということも多々ありました。

7年前、お母さまから初めてお電話をいただいた時 “体を動かすスポーツだけでなく、ピアノ、音楽にも興味を持ってほしい” とおっしゃった言葉がとても印象的でした。
音楽がお好きなお母さまのその思いは息子さん達に通じたと思います
(お母様は私のリサイタル、兵庫芸文でのオケ中ピアノで出演したコンサートにも来て下さり、いつも心あたたまりました)。

K君は発表会にも、お兄ちゃんと一緒に5回出ました
(そのうちの1回は2020年4月、緊急事態宣言でホールでの発表会はかなわず、代わりに私の家のレッスン室で皆さんに一人発表会をしてもらいました)。

男の子だし、練習はことのほか面倒でたまらなかったと思います。
K君はピアノを始めた時、特別器用な男の子ではありませんでした。
楽譜の音を読むのに苦労してお母さんと二人三脚で頑張った時期もありました。
昨年5年生でピアノはやめる、と当初決めていたK君..
でも名曲 “エリーゼの為に” が弾けてきて嬉しくなったとか..
そこでもう1年続けたいとK君は思ったそうです。

小学4年生くらいでやめていたらきっと見れなかった今の素敵で爽快な景色、
そして中学生になったら忙しくてピアノレッスンは通えないけど、今後もお家でピアノは弾き続けたいというそのK君の気持、私も嬉しいです。
お兄ちゃんも時々ピアノを弾いているそうです。
継続こそ力なり..立派に成長された生徒さんをピアノ教室から送り出せて私の心も晴れやかでした。
【パリでの音楽活動の後、現在は西宮市夙川エリア、苦楽園口でピアノレッスンをしています(阪急夙川駅より徒歩8分、苦楽園口駅より徒歩5分)】

