芸文リサイタル 奇跡の抽選

 2018年10月31日(水)、地元の兵庫県立芸術文化センター小ホールでリサイタルを開催しました。
“芸文”と関西では親しまれているこのホール、阪神淡路大震災の復興シンボルとしてその10年後、2005年に楽団と共に創立されました。
当時からいつか私もこの舞台に立って弾きたい!と思っていました。

兵庫県立芸術文化センター 小ホール

 芸文は大、中、小と三つのホールがあります。
ホールを抑えるための抽選は一年前に行われ、芸術の秋は特に大人気、倍率は高く70人ほど希望者が来ます。
学生の頃からくじ運の悪かった私はドキドキ、幸運を祈りながら抽選会場に赴きました。
願いを込めて抽選箱に手を入れたにもかかわらず、やはり決して運は良くなかった..

2018年 芸文リサイタル

 でも私にとって奇跡的なことが起こりました。
芸文の休館日、他海外アーティストによる公演日を除いた小ホールの予約可能な日数は20日ほど..私がくじを引けるのは50番目以降、とうてい回ってこない..
もう荷物をまとめて帰ろうかと半ばあきらめの境地、何とも言えない気持ちになっていた時です。
大ホール希望、または土日限定という方達が希望日を抑えられず次々と辞退されたのです。
そしてあきらめかけていた私にまで順番が回ってきました。

 晴れて帰国リサイタルのホールがとれた時の喜びといったら..言葉にできませんでした!

2018年 芸文帰国リサイタル

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