わくわくオーケストラ教室 2024年1月

 2024年1月23日から26日まで“わくわくオーケストラ教室”が行われました。
岩村力さん指揮、演奏は兵庫芸術文化センター管弦楽団、私はその中でストラヴィンスキー作曲、”火の鳥”のピアノ、チェレスタを弾いていました。
兵庫県内の中学1年生を対象にした青年芸術体験事業です。

 大きなホールでオーケストラの生の演奏会を初めて聞いた中学生の子達も多かったと思います。
この県全域をあげての大きな芸術事業、全国的にまれで兵庫県だけだそうです。

2024年1月 わくわくオーケストラ教室

 新学年になった昨年春、わくわくオーケストラ教室は5月から始まりました。
今年の1月まで続き、全部で40公演ありました。
GP(コンサート前のリハーサル)も合わせると、私はこの8ヶ月で”火の鳥”のピアノを46回も弾いたことになります。

2023年 10月 わくわくオーケストラ教室

 最初に心がけたことは毎公演、新鮮な気持ちで弾く、ということでした。
回を重ねるごとにオーケストラの色々な音が角度を変えて聞こえてくるようになりました。
音のつかみ方など耳の幅が広がったような感覚になりました。
 そして毎回新たな発見と学びがあり、今度はこうしてみようとアイディアがわいてきたときもありました。

2024年 1月 わくわくオーケストラ教室

 季節によってもオーケストラの響きが変わったと思います。
6月の梅雨の時期の公演、長い夏が続いた9月10月と比べると、この1月のオーケストラの響きはとても引き締まった音でシャープさを私は感じました。

 同じプログラムを何回も、フレッシュさを保ちつつ弾く...
パリ・オペラ座管弦楽団の演奏者さん達のことを思いました。
オペラも1ヶ月間、間隔をあけてですが同じ演目が続きます。

2024年 1月 バースデーフラワー

 “わくわくオーケストラ教室”、最後の公演を終えたときはホッとして大きなお仕事をやり切った感になりました。
大きなイベントに全公演、出演させていただき飛躍のステップになりました。

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