三連休の初日10月12日に井上道義さん指揮、森山開次さん演出(振付、美術、衣装)、
兵庫芸術文化センター管弦楽団によるプッチーニのオペラ“ラ・ボエーム”を観にいきました。2024年12月に引退される井上さん、“ラ・ボエーム”は指揮をされる最後のオペラです…

このオペラの舞台は19世紀パリ、貧しくも夢と愛に生きる若い芸術家たちのお話です。
“ラ・ボエーム”や“トスカ”は私が最も好きなオペラでパリでもよく通いました。

舞台演出は歌手陣に加えダンサーたちの表情豊かな演技が生き生きとしていて、とても楽しく印象的でした。
オーケストラピットも照明効果があり舞台の一部のように感じられ新鮮でした。
“日本語字幕の口調がなんか面白いなぁ...”と思っていたら井上さんご自身による字幕とプログラムに書いてあり、妙に納得してしまいました..!

パリで観た数々のオペラ“ラ・ボエーム”の中で印象的だった舞台演出があります。
2023年春の公演、舞台は宇宙、月の砂漠..歌手陣は主役以外、宇宙服を着て月?をさまよっている..?
昨今パリで上演されるオペラは演出が斬新で、さすがに私もその時は絶句..!してしまいました(笑)。

これまで私は井上道義さん指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団の公演に何度か出演させていただきました。
その中でとりわけ私にとって忘れられない公演はプロコフィエフの交響曲第7番です。
第1楽章、最初の音からピアノは始まり、ピアノパートも結構弾いているシンフォニーです。
ホールでのリハーサルの日、井上さんがオーケストラに向かっておっしゃった言葉があります。
”皆、もっと音に人生を込めよう、ただ音を簡単そうに弾くのではなく..”
その言葉は私の心に浸透しました。

まさにそれはパリで私が学んだ大切なことでした。
“一つ一つの音が全て歌っていると音楽が生き生きとしてくる..”
その師匠の言葉をいつも思い出しています。

来年春に海外アーティストとの共演のお話を頂いています。
先週、プログラムもほぼ決まり楽譜もそろえ練習を始めています。
シューマンの曲が多くあり私はとても嬉しく楽しみです
(マネージャーさんに“シューマン弾いて下さったら嬉しいと期待しています”、とつぶやいてみた効果だったのかもです!)。
音のイメージとファンタジーを膨らませて常に曲と対峙していきたいです。
【パリでの音楽活動の後、現在は兵庫県西宮市、夙川エリア、苦楽園口でピアノレッスンをしています(阪急夙川駅より徒歩8分、苦楽園口駅より徒歩5分)】

